next up previous
: 重原子サイトの精密化 - mlphare - : 重原子サイトの決定および精密化 : 重原子サイトの決定 - shelxs -

Patterson図によるサイトの確認

「Patterson マップの作成(3.2節)」同様に再び Patterson 図 を作成し,その上に SHELXS が決定したサイトを重ねることで解を確認する.

  1. Experimental Phasing から Generate Patterson Map を選 択する.
  2. Run FFT to generate Patterson using anom diff (D) data map in CCP4 format をチェック, Plot default Harker map section with vectors between atom coordinates とし,AnomDif に DANOpeak を選択する.(Run FFT to generate anomalous difference Patterson map in CCP4 format をチェックし,F1, F2 に F(+)peak, F(-)peak を選択すると centric な反射のデータも使用され る.DANO data はtruncate が centric な反射の場合は強制的に 0 にし ている.両者の結果が違うようだと,データ測定精度が悪いのかも知れ ない.)
  3. Inter-Atomic Vectorsの所を HA in Project ****.ha として SHELXS の解を入力する.

ここの Vectors が使用する ***.ha ファイルは,以 下のように,一行目 CELL ,以下 「ATOM」 で初まるフラクション原子座標とい う形式でないとダメです.ccp4 が作成する ***.ha でも,うまく読めないもの がありますが,その場合は ATOM 行の先頭に「空白」が入っていることもあるよ うです.


CELL   58.1525   67.5349  105.7827   90.0000   90.0000   90.0000
ATOM1    S      0.71815   0.39433   0.21145    1.00 0.0 BFAC     20.000
ATOM2    S      0.74354   0.43998   0.16236    0.83 0.0 BFAC     20.000
ATOM3    S      0.80064   0.46653   0.16381    0.69 0.0 BFAC     20.000
ATOM4    S      1.22549   0.51477  -0.00635    0.55 0.0 BFAC     20.000
...


Nobuhisa Watanabe
平成15年12月27日