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: 準備 : MAD (SAD) data による位相決定からモデル構築まで : MAD と SAD

XtalView

resolve が終了したら resolve.mtz と resolve.pdb というファイルが出来る. resolve.mtz には,resolve によって改良された FP PHIM FOMM が書き出されてい る.resolve.pdb は resolve がマップトレースして作成した初期モデルが 書き出されている.Resolve に sequence file を与えなかった場合は, 残基は Ala または Gly になっているようである.もちろん solve が決定した Se の位置も書かれている.

次にやるべきことは,この位相を使って,マップを書き,初期モデルを構築する ことだが,ここでは XtalView の xfit を使ってみる.通常 xfit でマップを 書くには phs という形式の位相データを使うが,ccp4i から xfit を起動す れば map2fs でマップの変換も自動的に行うことが出きる. ただし.map2fs は単位胞全体のマップを入力に要求するので,非対称単位の マップしか無い場合は maputils 等で拡張しておく.

XtalView が使用出来る環境で ccp4i を起動し,

  1. Model Building から XtalView/Xfit を選択.
  2. PDB file resolve.pdb を設定.
  3. Map/Mask resolve.map を設定.(maputils で拡張した場合はその マップファイル)
  4. Run Run Now とすると Xfit が起動される.

ちなみに,mtz から phs のファイルに変換するには,mtz2various で


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#! /usr/bin/csh -f
mtz2various hklin resolve.mtz hklout resolve.phs << eof 
labin FP=FP  FOM=FOMM PHIB=PHIM 
OUTPUT USER '(3I4,x,F7.2,3x,F7.2,3x,F7.2)' 
END 
eof 
------------------------------------------------------------------------
という感じでやれば良い.

そうは言っても,XtalView の色々な機能を使うには,ccp4i からよりも,やっ ぱり xtalmgr から直接起動した方が便利である.





Nobuhisa Watanabe
平成16年1月7日